ハチ(米津玄師)

【歌詞考察】ハチ(米津玄師)『砂の惑星』ボカロの亡霊と内面の終焉

米津玄師『砂の惑星』を「内面の砂漠化」として読む。「メルトショック」から始まったボカロの“心”は、2010年代の転回を経てどこへ向かったのか。ハチの帰還と別れを通して、乾いた心の行方を問う批評。
みきとP

【歌詞考察】みきとP『少女レイ』新解釈としてのタイムリープ——透明な君が指差したもの

語り尽くされた名曲『少女レイ』を、再び解きほぐす。二度の死と時間の反転を軸に、“僕”と“君”の入れ替わる世界を読み解く新解釈。
サツキ

【歌詞考察】サツキ『第n次元』言葉を越えて、心の未来へ

サツキ『第n次元』は、言葉の限界を超えて“心”の未来を描く楽曲だ。あなた=言葉、キミ=精神という対比を手がかりに、タイトルが示す“未踏の次元”の正体を探る。
ピノキオピー

【歌詞考察】ピノキオピー『愛属性』――幻想を砕いた先に残るもの

希望と絶望を背中合わせに描いたピノキオピー『愛属性』。歌詞に散りばめられた「今更」の数々は、なぜこんなにも心をざわつかせるのか。本稿では、その過剰さの裏に潜む意味を追う。
DECO*27

【歌詞考察】DECO*27『妄想感傷代償連盟』愚者の恋が語るもの――身勝手さと後悔の連鎖

身勝手な恋に酔いしれた語り手は、破局ののちに何を悔い、何を願ったのか。「混ざり合う」という矛盾、阿吽の呼吸でずれていく会話、酷すぎる映画のような結末――『妄想感傷代償連盟』の歌詞に潜む物語を読み解き、愚者の恋が残した後悔と再挑戦の願望を明らかにする。
Ariyou

【歌詞考察】Ariyou『ニセモノの檻』欲望を封じるネットと現実の残響

「愛」と「夢」は本当にリアルに存在できるのか。Ariyou『ニセモノの檻』を手がかりに、ネット空間の「偶然性」と平成が残した欲望の行方を批評的に考察する。
MIMI

【歌詞考察】MIMI『今はいいんだよ』癒しの果てに待つ闇

『今はいいんだよ』は優しい癒しの歌でありながら、その言葉には残酷さも潜む。強がりを強いる社会の構造と、癒しの果てに待つ「闇落ち」の危うさを批評的に読み解く。
livetune

【歌詞考察】livetune『Tell Your World』の問い直し。インターネットは壊れたのか

『Tell Your World』を批評的に読み直す――かつての幸福なインターネット像と、いま私たちが直面する分断を考える。
DECO*27

【歌詞考察】DECO*27『モニタリング(Best Friend Remix)』友情は推しを超えられるか?

スクールカースト、地雷原の教室、空疎な関係。それでもなお「友情」は存在するのか。DECO*27『モニタリング』とBest Friend Remixを比較することで、私たち自身の人間関係が問われてくる。
はまたい

【歌詞考察】はまたい『尾崎にバイクを盗まれて』盗まれた自由と僕らの「誠実さ」

はまたい『尾崎にバイクを盗まれて』は、尾崎豊へのパロディを超えて、現代における“誠実さ”の危機を描く楽曲だ。本記事では歌詞を追いながら、その怒りの矛先と倫理的メッセージを考察する。