心の拠り所

【歌詞考察】心の拠り所『書いて、愛して。』「君」と「僕」が生む「書く」ことの愛と倫理

 『書いて、愛して』を「書く」という行為の正体から読み解く。まる文字文化や文字の震えに潜む愛のかたちを探る批評的考察。
しゃいと

【歌詞考察】しゃいと『インフォデミック』砂上の正義と神々への挑発

しゃいと『インフォデミック』は、情報氾濫を「病」とみなす挑発的な楽曲だ。本稿ではその構造を転覆し、デマの歴史的事例やDSM-5を手がかりに「病を病とみなす暴走」の罠を批評する。問いかけられるのは、読者自身の「安心」と「不安」の境界である。
Omoi

【歌詞考察】Omoi『私vs世界』「私vsお前」の時代に抗う声

抽象と具体、セカイ系と現代。Omoi『私vs世界』に刻まれた怒りと懐かしさを掘り下げる批評考察。ano『ハッピーラッキーチャッピー』との比較から見えてくる希望のかたち。
ryo

【歌詞考察】ryo『ブラック★ロックシューター』二十年後の喪失と物語のゆくえ

『ブラック★ロックシューター』をゼロ年代の文脈から批評的に読み直す。喪失と物語をめぐる問いが、二十年後の今も私たちに新たな火種を投げかける。
ryo

【歌詞考察】ryo『メルト』「なんてね」が示すロマンとその溶解

ryo(supercell)『メルト』を時代背景と歌詞の受動性から読み解く考察記事。ゼロ年代の「純愛」文化と結びつけ、最後の「なんてね」に込められたシニカルな意味を探る。
内緒のピアス

【歌詞考察】内緒のピアス『プロポーズ』君の中に生まれた影が語る「愛」

内緒のピアス『プロポーズ』歌詞考察。一般に“ヤンデレ”と解釈されがちな楽曲を、語り手「僕」を“トラウマの擬人化”と読む独創的な視点から分析。執着ではなく、別れと成熟を描いたラブソングの真意に迫る。
Guiano

【歌詞考察】Guiano『スーパーヒーロー』「このままでいて」と言われた僕たちへ

Guiano『スーパーヒーロー』は、「何者かになる」という幻想を乗り越え、ただ困っている誰かに手を差し伸べるヒーローの物語だ。
Kyiku

【歌詞考察】Kyiku『なりきれなかった』制御できない身体、なりきれなかった私

Kyiku『なりきれなかった』を、挫折と身体性の視点から批評。ゼロ年代以降の「身体」観の変遷と、人工物としての身体の虚構に迫る。
シャノン

【歌詞考察】シャノン『なんかいい場所』令和にとって望郷とは何か

シャノン『なんかいい場所』を社会史と結びつけて読み解く。団地やニュータウンの夢の残骸、ファスト風土の望郷感を通して、現代のユートピア像を考察する批評記事。
DECO*27

【歌詞考察】DECO*27『チェリーポップ』かわいさが守るもの、隠すもの

DECO*27『チェリーポップ』を「かわいい」という概念から読み解く批評。「かわいい」の分析を手掛かりに、恋心を繭で包む現代的な距離感と、その裏に潜む明るいニヒリズムを探る。