カンザキイオリ

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【歌詞考察】カンザキイオリ『朝日』純愛を超えた関係性の物語

カンザキイオリ『朝日』』は純愛曲ではない。本稿では、語り手を“私たち”へと溶かし込む語法や、同調圧力の内側で芽生える不安を手がかりに、本作が二〇二〇年代に顕在化した「透明な関係」を描いた作品であることを論じる。
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【歌詞考察】カンザキイオリ『あんたは死んだ』喪失が語り手を壊し、世界の意味を奪うとき

カンザキイオリの『あんたは死んだ』は、ある他者の死をきっかけに、語り手が自己と世界の輪郭を失っていく過程を描いた凄絶な作品である。本記事では、「愛すること」と「喪うこと」のあいだに生まれる自己崩壊の運動をたどりつつ、残された語りの果てに浮かぶ「愛」という名の仮説を丁寧に読み解く。
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【歌詞考察】カンザキイオリ『あの夏が飽和する。』──誰も悪くないという祈りの臨界

人を殺したと語る少女と共に、世界から逃げ出した少年。『あの夏が飽和する。』は、救いも赦しもない夏の中で、それでも誰かとつながろうとした二人の記憶を描く。喪失と共犯、語りえぬ想いが残した“飽和”の感情を静かに読み解く批評記事。