ハチ(米津玄師)

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【歌詞考察】ハチ(米津玄師)『ドーナツホール』「穴」と「交流」がつくる私

宮沢賢治『春と修羅』を手がかりに、ハチ(米津玄師)『ドーナツホール』の歌詞を読み解く。不在を恐れず、他者との交流のなかで「私」が形づくられていく過程を描く批評。
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【歌詞考察】ハチ(米津玄師)『パンダヒーロー』嫌悪と羨望のヒーロー、あるいは両義性の美学

「意味不明」と評されるハチ『パンダヒーロー』は、実は“外部の破壊”を描いていた。郊外の閉塞、メディアの象徴としてのブラウン管、そして自閉的ヒーローの倫理。2010年代のボカロが孕んだ時代意識を解き明かす批評。
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【歌詞考察】ハチ(米津玄師)『砂の惑星』ボカロの亡霊と内面の終焉

米津玄師『砂の惑星』を「内面の砂漠化」として読む。「メルトショック」から始まったボカロの“心”は、2010年代の転回を経てどこへ向かったのか。ハチの帰還と別れを通して、乾いた心の行方を問う批評。