2026-03

傘村トータ

【歌詞考察】傘村トータ『僕が夢を捨てて大人になるまで』自分を信じすぎた僕たちのための「成熟」の歌

「夢を捨てる」とは敗北なのか、それとも成熟なのか。傘村トータ『僕が夢を捨てて大人になるまで』をもとに、「夢=自分への過剰な信頼」という構造を読み解き、その切断としての〈大人になる〉を肯定的に捉える。ボカロシーンにおける「内省」と「成熟」の対比から、本曲の象徴性に迫る。
メル

【歌詞考察】メル『さようなら、花泥棒さん』祝福されない恋と、命の軽さについて

祝福されない恋、軽やかに消えていく命。それでもなぜ、この曲は心に残り続けるのか。メル『さようなら、花泥棒さん』に描かれた「灰色の恋」と、その時代性を読み解く。
獅子志司

【歌詞考察】獅子志司『絶え間なく藍色』最後の逡巡、あるいは「僕ら」が「僕」を選んだ日

獅子志司『絶え間なく藍色』を読み解く。そこに刻まれていたのは、「僕ら」であることをやめ「僕」として走る道を選んだ時代の逡巡だった。なぜ私たちはその選択をし、そして失敗してしまったのか。
Neru

【歌詞考察】Neru『ロストワンの号哭』怒れる「僕」と失われた敵

Neru『ロストワンの号哭』をボカロ文化史の視点から読み解く。思春期の怒りに満ちた「僕」はなぜ大人へと矛先を向けたのか。『ロキ』との比較を通して、社会の「学校化」と内面の変化を考察する。
いのうつはSA

【歌詞考察】いのうつはSA『一億年恋してる』「生き残っちまった私たち」のためのラブソング

ボカコレ2026Winterルーキー部門1位、いのうつはSA『一億年恋してる』を歌詞から読み解く。かわいらしい恋の歌に見えるこの曲は、本当にラブソングなのか。歌詞に滲む「誰もいない世界」と「死」の気配を手がかりに、「生き残っちまった私たち」の物語として考察する。
椎乃味醂

【歌詞考察】椎乃味醂『ハーモニー (ft.原口沙輔, 初音ミク)』誤読と美のあいだで漂う私たちのための歌

インターネットが現実と重なった時代に、私たちは何を拠り所にすべきなのか。椎乃味醂『ハーモニー』を、kz『Tell Your World』との対比から読み解き、誤読と美のあいだで揺れるボカロ文化の現在地を考察する。